国内初!総合不動産会社によるグリーンボンド発行!
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2018年6月、東京駅前常盤橋プロジェクトA棟建設を使途とする公募形式のグリーンボンド(三菱地所グリーンボンド)を発行しました。総合不動産会社によるグリーンボンドの発行は国内初となります。
「ESG※1への取り組み姿勢を幅広いステークホルダーへ示す」
当社グループでは、「住み・働き・憩う方々に満足いただける、地球環境にも配慮した魅力あふれるまちづくりを通じて、真に価値ある社会の実現に貢献すること」を基本使命としており、中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)においても、「ESGの先進企業としての地位確立」を目標に掲げ、開発・建設段階での環境配慮の徹底、維持管理段階での環境破壊に繋がる要素の削減など、事業全体での社会的な負荷低減を目指しておりますが、当社のESGへの積極的な取り組みを幅広いステークホルダーの皆様により一層認知頂くべく、2018年6月、世界的に客観的な指標に基づき、「グリーン」というメッセージ性を有する「グリーンボンド」を発行しました。その資金使途となっているのが、東京駅前常盤橋プロジェクトA棟です。
国家戦略特別区域の認定事業として、国内のインフラの機能を維持・更新しながら、10年超の事業期間をかけて開発を進めていく大規模再開発である本プロジェクトにおいて、グリーンボンドによる資金調達を行うことにより、グリーンなビルディングやまちづくりの認知度向上及び普及を後押しすること、さらにファイナンス手段としてのグリーンボンドの発行増加につながることも期待しています。
※1:Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を合わせた言葉。
「A棟およびA棟竣工時に整備する先行整備広場では
グリーンな取り組みを積極的に推進」
東京駅前常盤橋プロジェクトA棟は、建物としての環境負荷低減と様々なステークホルダーへの配慮を意識した取り組みを行うことにより、日本政策投資銀行が環境・社会への配慮が優れた不動産を認証する「DBJ Green Building認証」において、「極めて優れた環境・社会への配慮がなされたビル(4つ星)」、または最高評価である「国内トップクラスの卓越した環境・社会への配慮がなされたビル(5つ星)の評価を取得予定です。
また、A棟竣工に合わせて先行整備する約3,000㎡の広場(2027年街区全体竣工時は約7,000㎡の大規模広場に再整備予定)においても、東京駅前に日常的なにぎわいと憩いのシーンを創出するとともに、環境負荷低減に向けた先進的な取り組みを行って参ります。それら各種取組により、国内の都心複合ビル開発プロジェクトでは初となるSITES®※2認証取得を目指します。
両評価・認証の取得状況については、別記事にて今後、情報をアップデート予定です。
※2:敷地内のランドスケープに対して、設計デザイン(水資源・土壌・植栽の保全、人の健康とウェルビーイング)、建設(資材の再利用、施工時の空気環境保護)、運用(管理計画、利用者への説明)の3つの観点からの環境負荷低減の取り組みをGreen Business Certificated Inc.TM(GBCI®)(米国)が評価・認証する制度。